高校教師の準備体操

数学専攻の大学生が高校教師になる前にいろいろまとめておくためのブログ。先生の心構え、授業、教員採用試験など。

埼玉県 教員採用試験 数学科指導案の書き方について(更新)

埼玉県 教員採用試験の2次試験の専門試験は70分間。

第1問目が指導案問題、残り5問が大学入試風の数学の問題だ。

 

当然のことながら、高得点を目指すには、大学入試風の5問にきっちり取り組む必要がある。

 

問題になってくるのが第1問の指導案問題だ。

 

ここで時間を使っているようだと、落ちる。

 

指導案問題は配点は高くない。よって第1問を無視したいところだが、教員採用試験で0がつく大問があるのはさすがによくないだろう。ということで、最低限平均点をとり、かつ時間は10分以内で、という解き方ができる方法を考える。

 

まず埼玉県の指導案のお手本ということで、

埼玉県総合教育センターHP

学習指導案データベース - 埼玉県立総合教育センター 

というところから、高校の数学の中から探すと、4つでてきて、そのうち

http://www.center.spec.ed.jp/?action=multidatabase_action_main_filedownload&download_flag=1&upload_id=5956&metadata_id=20

なる三角比の指導案が参考になりそう(今年は三角比はでないけれど)

 

問題文が例年「次の内容を取り扱う場合の授業展開例を示しなさい。また、その際の指導上の留意点及び評価も書きなさい」ということなので、上の指導案も参考にしつつ、次のような手順でかくことにする。

 

指導案問題を解く手順

 

まず、どんな問題であっても次のように記号の説明をかく。

左半分の 学習活動 のはじめに

○は発問や働きかけ

◉は予想される生徒の反応、活動

とかく。

右半分の 指導上の留意点及び評価 のはじめに

・は指導上の留意点

※は評価

とかく。展開はこの4つの記号をつかって書いていく

 

ここからは、

問題の解法手順を分解(①、②、③ぐらいの3つに分解できるとよい)

→それぞれに生徒の反応、指導上の留意点、評価の3つをくっつけたセットを作る

という手順で紙を埋めていく。

 

例えば「二次不等式$x^2+x-2<0$を解け」という課題であれば、次のように3つに手順を分解できる

 

二次方程式$x^2+x-2=0$を解く

②上の解が二次関数$y=x^2+x-2$と$x$軸との交点であることに気をつけてグラフかく

③もとの二次不等式の不等号をみて$x$軸の上か下、どちらに注目するか判断して、その対応する$x$の範囲をかく

 

上の①、②、③それぞれに対して、4つの部品(○発問や働きかけ、◉生徒の反応、・指導上の留意点、※評価)をくっつける。

たとえば ①二次方程式$x^2+x-2=0$を解く であれば、

 

二次方程式$x^2+x-2=0$の解き方をきく (ここは教員の行動に書き換えるだけ)

 

◉「因数分解すればよい」(生徒の想定の反応をかく。セリフでもよい)

 

・二次不等式を解く前に二次方程式を解く必要があることを伝える(指導のコツ)

 

二次方程式の解法を理解している【知識・理解】

 

・・・・のようになる。これを②とか③でも同様にかけばよい。これである程度埋まる。

 

ちなみに評価については次の4つ。それぞれ文末だけ気をつけよう。

【関心・意欲・態度】文末が「〜しようとする」

【数学的な見方考え方】「〜できる」

【数学的な技能】「〜できる」

【知識・理解】「〜を理解している」

 

 

なお、協同出版の過去問の解答例は詳しくかきすぎです(しかも指示されていない問題を自分で追加なんかしちゃってる)。指導案だけで30分間ぐらい使えるのなら話は別だけれど、たっと10分程度しか使えないので、現実的ではありません。(過去問題集は売り物だからどうしても詳しい解説になってしまうのはしょうがないですがね)

 

そもそも、10分間で指導案をかかせるのに無理があるのです。実際はあーだこーだ考えながらやるもので、制限時間内にあせってやるものではないのです。

 

あくまで採用試験向けと割り切って、最低限のかきかたとか評価がわかっているのをアピールするための題材と考える。

 

わりきり大事です。チャチャっと仕上げて数学の問題やりましょう。