高校教師の準備体操

数学専攻の大学生が高校教師になる前にいろいろまとめておくためのブログ。先生の心構え、授業、教員採用試験など。

教員採用試験は殺人的倍率のところは避けよう

現職の先生からの話。

 

今年もいろんな自治体で倍率がでていますが、自治体・教科によっては

 

殺人的倍率

 

となっているところが多数あります。高校数学だけでみても、

 

受験者68名 採用 若干名

 

とか

 

受験者171名 採用 8名

 

とか。(枠が少ない地方は高校数学だけの集計を出していないところが多いようです。というか受験者数すら公表していないところも複数ありました。)

 

いや〜無理だよ。もちろん、受かる人は受かるのだから頑張ろうとかかっこいいこと言っててもいいけれど、20倍以上もあるような試験は普通の努力では受からないです。民間の試験なら複数受験が可能だけれど、教員は1つしか受けない人が多い。落ちてから、臨任などあればいいけれど、無かったらフリーターですよ?これはリスキーです。

 

ということで、私も含めて現大学3年生のサークル仲間に、現職の先生が言われたことをまとめます。

 

①10倍越えの自治体は受からないと思え

(夢を追い求めて受けるのはその人の自由で、構わないけれど、そこを受けることで、もっと受かりやすい自治体への受験機会を1つ失っていることも忘れるな)

 

②現実的な倍率の大都市圏の受験を考えよ

(事情により地元受けろ圧力が強いなら、併願せよ。落ちたらフリーターでもいいのか、受かって数年後に戻ると説得せよ)

 

③勉強する気があるなら大学院へ行け

純粋に研究しようとする人間からすれば邪道だが、大学院を考えることで教員採用試験の受験機会を6倍に増やすことができる。どういうことか?(前提として大学院に行けるだけの勉強はしていると仮定。大学院はいま定員割れのところばかり。大学院の試験を落ちるのは相当何もしていない人です)

以下のように計画する

大学4年生で ・・・地元 と 大都市圏 受験。および大学院も受験

大学院1年生で ・・地元 と 大都市圏 

大学院2年生で ・・地元 と 大都市圏 

 

おわかりだろうか?教員採用試験を1回きりと考えるのでなく、大学4年、および大学院在学中の3年間を使って受け続けるのだ。1年で2箇所ずつ受ける予定にしておけば、6回の受験機会を確保できる。倍率が7〜8倍程度以下の自治体をからめておけばこれはかなり現実的なプランだ。なお、

 

「でも、大学4年とか大学院1年でもし受かったら、大学院を辞めないといけないんでしょ?」

 

という言ってしまう人は制度の勉強が足りない。本当に教員になりたいならもっとしくみを知っておこう。

 大学院の在学中、あるいは大学院進学予定の時点で受かった場合は、多くの自治体で特例制度があり、大学院修了まで採用をキープして待ってくれる。だから安心して大学院は勉強・研究を続けることができる。(そもそもその特例があるのかどうかを過去の募集要項などでチェックしておく必要があります)

 

殺人的倍率の自治体を考えている受験生、難しいことにチャレンジすることはすばらしいです。努力している人の姿は素敵です。でも、現実をもうすこし考えてください。落ちることも十分考えられます。フリーターになるよりも、他の自治体でも教壇に立つことの方があなたの今後にプラスになると思いませんか?将来受け直すこともできるのです。もう少し視野を広げて上のような考えをしてみるのもいいのではないでしょうか?

 

ちなみに、おれは地元=大都市圏だけどな!